INTRODUCTION

あるとき創造主は、不完全な世界(人)を壊して、作り直すことを決める。
その決定に異を唱えた天使たちは、『黒』の烙印を押され、
翼を奪われて不完全な世界(人)に堕とされるのだった。
「世界(人)を見捨て天に帰ろう」と『白』の天使たちは、かつての友や兄弟を誘う。
しかし『黒』の天使たちは、人としての生を何度も繰り返しながら、首を振り続けるのだった。
不完全なものだからこそ、世界(人)はこんなに美しいのだ、と。

これは、ここではないどこかで繰り広げられる、世界(人)と、黒と、白の物語。

黒と白の間で、人の子は今日も踊る。

「黒と白」とは

創造主に見放された世界(人)は、滅びるべきか、否なのか。
審判を下すために、人として転生しながら生き続ける黒天使たちと、それを見守り続ける白天使たち。
本作は、七つの大罪になぞらえた時代も場所も背景も異なる3つの人生の物語に、
それぞれの劇中歌を添えて、オムニバス形式でお届けする音楽劇です。

※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等はすべて架空のものであり、実在のものとは一切関係ありません。
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